とある社会人クライマーのボルダリング小話

ボルダリング・クライミングに関する情報を、個人的な目線で整理して、ちょっとまとめるブログ

三宅島ボルダリング大会2019

三宅島には廃校になった中学校を利用したクライミング施設があるのをご存知ですか?

 

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外岩も豊富にある、そんな三宅島でボルダリング大会が開催されるということで、2019年2月22日(金)の夜〜2月24日(日)で三宅島ボルダリング大会2019にツアーで参加してきました。

 

http://www.knt-metro.co.jp/ec/bouldering2019/

 

金曜の21時半に竹芝客船ターミナルに集合し、22時半に黄色い船、橘丸で出発。

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2等室はほぼ平坦な床なので(ストレッチは出来るレベルの絨毯が敷いてある床)、寝袋を持ち込み、揺られること6時間、、早朝の5時にまだ真っ暗な三宅島に到着。

三宅島は港が3箇所あり、波の状況によってどこの港に到着するか、船の出発時にはわからないらしいです。今回は運悪く、宿と反対側の港に到着。バスで30分ほど揺られながら宿に到着。写真左の伊ヶ谷港から右下の坪田あたりまで。(三宅島の周回はちょうど山手線と同じくらいだそうです)

 

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そこから少し仮眠を取り、朝の8時半から大会の受付開始。

まだ、第二回目ということもあり、若干手探り感もあり、参加者もノースほど多いわけではなく、ビギナー女子(というか女子カテゴリはビギナーのみに)が10名ちょっと、ビギナー男子が15名、ミドル男子が25名、エキスパートは3名でした。定員が100名だったらしいので、満員にはなっていませんが、まだ認知度が低いだけでこれから徐々に参加者は増えるのではないでしょうか、といった感じ。三宅島自体も2000年の噴火から一時期、島自体に入れなかったこともあり、少しずつ島への移民が増えたり、ボルダリング大会という新たな試みを行っている最中でした。

 

大会自体は都から予算が出ている関係もあり、かなり厳粛?な式次第に則って、開会式を行なった後、午前の部の予選は10時〜12時で各カテゴリー8課題という、わりとゆったり目な時間配分で行われました。

 

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ただ、今回の課題については飯山健治さん、室井登喜男さん等、レジェンドクライマーの方々がセットした良質課題だったので、感動するほど登りごたえがありました。絶妙な打ち込み課題。

 

昼食のお弁当をはさんで、午後には各カテゴリーの決勝ラウンド。カテゴリ別に3課題ずつあり、1課題4分のベルコン方式。かなり本格的。島民の方々も応援に来てくださったりして、他のコンペとは少し違った雰囲気です。

 

決勝終了後は、ゲストクライマーである平山ユージさんと少しセッションしたり、豪華賞品が貰える表彰を行なったりと、楽しい時間を過ごしました。

 

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初日はそのあと大会会場からバスで島にある温泉に行き、ゆっくり疲れを癒やします。宿に戻って夕ご飯を食べた後は、同じ宿に泊まっていたツアー参加組のクライマー達と急遽、飲み会を開催(これが一番楽しかった)。夜中までクライミング談議をした後に就寝。

 

翌日は、それぞれの参加者の自由行動で、観光したり、外岩に登りに行ったり(外岩は平山ユージさんや登喜男さんといったレジェンドクライマーの方々と一緒にいけたらしい、豪華)昨日の大会の課題でセッションしたりと思い思いに過ごせました。

お昼ご飯を食べた後は港までバスで移動し、お土産の買い物を済ませます。

島の名物は明日葉という島に生えている植物を使った明日葉カレーや、サバサンド、牛乳煎餅、島のりなどがあります。

 

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13時半過ぎに船で再び出航。島民の方々が見送りにきて下さり、感動的な別れでした。

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こんな感じ ※イメージです

 

その後、船上でもクライマーたちとの飲み会が開催され、少し仮眠をして20時前に竹芝桟橋着。何とも満足感の高い、船による週末島旅でした。

 

なかなか三宅島には行かないなぁという方々も、ボルダリングコンペに参加がてら来年は周りのクライマーたちを誘ってぜひぜひ参加してみてはいかがでしょうか。